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万葉集巻第一より
【十五番歌】
わたつみの 豊旗雲に 入日さし 今夜の月夜 さやけかりこそ
〇さやけかりこそ……形容詞「さやけし」に「こそ」がついた形。「清らかであってほしい」。
【補足】
「こそ」といえば係り結びする係助詞「こそ」がよくしられているが、本歌中「さやけかりこそ」の「こそ」は係助詞と違って連用形についていること、希望の意味ととれることから終助詞だとする人もいる。なお、このような用法は上代の文献にしか出てこない。